このことに気が付いたのはつい最近、5~6年前です。それまでの私は40年くらい当たり前のようにこのような言い方をし尽していました。
「危ないから転ばないように」「事故ったら危ないから自転車気を付けて運転しなさい」「遅刻したらいけないから、早く学校に行きなさい」「受験に失敗しないようにちゃんと勉強しなさい」「習い事の先生に怒られないように練習しないとだめよ」「いつまでも起きてると鬼が出てくるから出てこないように早く寝ないと!」
なんと!○○にならないようにのオンパレードなのでしょう(笑)
この言い回し方は、日本人のどの家庭でもよく使われてるのではないでしょうか?かくいう私もしっかりばっちりと使わせていただいておりました。
ですので、例をあげるといくらでも出てきます。
しかし、子育てをするうえでこのような言い回し方は、危険を回避するための手段としての表現で、このままではネガティブなことが間違いなく来るのが前提になっています。今になって分かるのですが、こんなネガティブな言葉のシャワーを毎日毎日浴びせかけていますね。
どうして気が付いたのかというと、ある日、ある脳科学の本を読んでいた時に、脳は主語がなく、ありのままを受け入れる。それが真実か真実でないのかも判別をしない、否定形で受け入れないと書いてあったんです。ということは「転ばないように」「事故しないように」「受験に失敗しないように」などなど、そうであってほしくないのに、脳はそう受け止めてない。「転ぶ~」「事故~」「受験に失敗~」という受け入れてほしくない情報を脳の潜在意識に刷り込んでいることになる??と。その事実を知ったとき、愕然としました。なんという大失態!!
私は、子供たちがだいぶ大きくなってから、自分の発している言葉にどれだけネガティブなことを入れ込んでいたかに気が付いたんです。
気が付いたからには、それ以上入れないように努力するしかありません。
その日を境に一切のネガティブ情報を入れるのをやめにしました。
「○○にならないように」ではなく、「こうしたらもっとよくなるね!」と言い換えました。
「テストで悪い成績になったら大変なことになるから、ちゃんと勉強しないと」は「ここで頑張ったら、テストでいい点も取れるし、カッコいいし、最高だね!」みたいな感じでしょうか。
「事故ったら危ないから自転車気を付けて運転してね」→「自転車気を付けてね。安全運転するんだよー」で大丈夫。
同じ意味でも言い方を変えるだけで、ネガティブな刷り込みはせずに済むんです。
危険を回避する能力が育たなくなるじゃないか、と批判もあろうかと思います。しかし、母親が使わなくても、どこでもかしこでもこの表現方法を周りがきちんと使っています。
なので、危険を回避する能力は育ちます。それともはや、DNAに組み込まれています。
なので、失敗するのが怖い、世の中危険だらけだ、自信がない、という気持ちを子供たちに芽生えさせ、育てたいのであれば、危険回避の言い回しが良いでしょう。
しかし、たくさんのチャレンジをする人生を送ってもらいたいと思うのであれば、日常に使う言葉は明るい未来を想像させるものにしてあげる必要があると思います。
これは、自分自身にも言えること。
「太るから食べるのを我慢」というのと「痩せるには我慢!」というのとでは、同じ意味ですが、前者は「太る」が脳にインプットされ、後者は「痩せる」がインプットされ、指令が送られます。
同じ指令が出されるなら「痩せる」のほうがお得です。
こんな風に言葉を使っていたら、人生が好転しかしなくなてきます。
同じ仕事をするにしても「上司に怒られないようにこれをやっておかないと」という思考「これをしたらみんながもっと喜ぶ!」と思ってするのとでは、受け身的にやらされている感と能動的にやっている感とで、自分の行動が随分と違ってきます。
やっている行動は変わりませんが、自分がどう考えどう捉えるかで、物事はすべて変わってきます。
大げさではなく、良い出来事が次々と起こるようになり、自分の周りにも家族にも良い出来事が起こり始めます。いわゆる「引き寄せの法則」のように、ポジティブな人の周りにはポジティブな人が多く集まるという状態になるので、明るい話題が多く感じられるようになってきます。
言葉って本当に不思議です。
同じ意味でもプラスのエネルギーを言葉にのせるか、マイナスのエネルギーをのせるかは、自分で全て決められます。あなたはどんなエネルギーをのせて言葉を発したいですか?